スーパーやドラックストアには様々なメーカーの洗濯洗剤が陳列されています。
皆さんどのように選んでいますか?
洗濯洗剤といっても、粉末・液体そしてジェルボールと種類があります。
なんとなく、よく汚れが落ちそうだから液体派とか手が汚れないからジェルボール派というような感覚でえらんでいるかもしれませんね。
実は、素材ごとに向く洗剤があり上手に使い分けることで、衣類などを長持ちさせることができます。
ぜひ、このコラムを参考にお家お洗濯を見直してみてはいかがでしょうか?
洗濯洗剤は「液性」で3つに分類される
まずは家にある洗濯洗剤のパッケージに目を凝らしてみてみましょう。
パッケージには必ず「液性」という欄があります。
どうですか?
すると「弱酸性」「中性」「弱アルカリ性」のいずれかに区分されていることが分かるはずです。
これは、pH(ペーハー)という値によって5つの区分されており、洗濯洗剤はその5つの区分のうちの3つである
「弱酸性」「中性」「弱アルカリ性」のいずれかに分類されるのです。
弱アルカリ性・中性・弱アルカリ性それぞれちがい
■弱アルカリ性洗剤
木綿と麻に向く洗剤です。
油汚れなどに強いといわれ高い洗浄力があります。
お家での普段のお手入れで利用します。
■中性洗剤
デリケートな素材を洗うのに適しています。
カシミアを含むウール素材を洗うのに適しています。
市販の「おしゃれ着用」は中性洗剤が多いです。
■弱酸性洗剤
弱酸性の洗濯洗剤はあまり存在しません。大半の洗濯洗剤は弱酸性か中性です。
それは、衣類についた汚れの大半は酸性のものが多く、酸性の汚れはアルカリ性でしか落ちないからです。
ちなみに、弱酸性の洗剤は水垢やせっけんカスの汚れなどに強いので、台所洗剤などは弱酸性のものが多いです。
これらのことから・・・
汚れをきちんと落としたいならば、弱アルカリ性の洗剤、洋服が縮んだり、ごわごわさせたくないというなら中性洗剤を利用しましょう。
まずは、お洗濯で重要視することはどれなのかを考えて洗剤を使い分けるとより納得した仕上がりになるはずです。
おわりに
このように意外と弱アルカリ性と中性洗剤の違いを知らない人が多いと思います。
洗濯洗剤の選び方を覚えると、衣類を無駄に傷めずに済むので長持ちします。
次回洗濯洗剤を購入する際は、まずは「液性」をみて、目的にあった洗剤選びをしましょう。
おしゃれ着用洗剤と普段着用の洗剤を使い分けるだけでも効果があるので、ぜひためしてみてください。
また、くれぐれも適量を使うということをお忘れなく・・・・。
それでは・・・また次回のコラムにてお会いしましょう。
Good Life Good Laundry